仕事とは・・・楽しくもありしんどくもあり孤独である。

 この12月市議会にて初めて条例の制定に携わらせていただいた。これまで条例改正は、あったが制定は初めてであった。
 政策法務のしっぽをかじった程度のわたしのこれまでの持論は、「条例づくりの95%は制定者の政策内容や政策実現のための手段が要であり、条文は法制担当者による作文にすぎない」であった。
 しかし、かかし、予想外の連続・手直しの連続であった。11月中旬の締め切りに間に合わせるため10月下旬ごろからほぼ毎日、条例案との格闘であった。おかげで施行規則が間に合わなかった(こんなことがあっていいのか?よくない)
 今度は、余裕をもって作業がしたいと思い施行規則案をようやく本日仕上げた。締め切りは1月中旬であるため大丈夫だと思っている。
 
 また、ある講演会の記録係を任されていたためその記録原稿約5,000字の素案を仕上げ、1月下旬に市民に向けて配布する資料の素案を作成した。これらの作業のために深夜まで残業したわけではなかったが、すべて根拠法令をあたり・他市の条例や規則を調べ・過去の事例や他市の事例にもあたり、資料の文言も自分ひとりで考えた。というより、ひとりでやらざるをえなかったし、ひとりでやる方が効率的だった。

 長文になり恐縮だが、仕事とは一人でしてはいけないものと考えている。なぜなら一人でやると必ず間違えるからだ。「確認」この言葉は誰もが知っていることだが実行するのは大変難しい。もちろん、大枠は上司にチェックしてもらうのだが、細かい部分の責任は担当者にかかってくる。法令のチェック・検算・誤字のチェックは、担当者がしなければならない。

 議論しながら詳細をつめていく・・・なら仕事は楽しいが、一人で進めていくのは、孤独であり疲れる。