がんばれ羽生名人

勝てば名誉・負ければ不名誉

本日、将棋タイトルのひとつである「竜王戦第7局」の決着がつく。羽生名人VS渡辺竜王、ともにこの一局を勝てば初めての「永世竜王」の称号を得る。この4月に永世名人の称号を得た羽生名人は、これで「竜王・名人・棋聖棋王・王座・王将・王位」全タイトル永世7冠という前代未聞の快挙を成しえることとなる。
しかし、この7番勝負、最初は羽生名人の3連勝から渡辺竜王の3連勝で最終局にもつれた。囲碁のタイトル戦では3連勝4連敗というのはすでにあるが将棋のタイトル戦では3連勝後の4連敗は記録にない。羽生名人は、勝てば永世7冠という大記録だが負ければ初の3連勝後の4連敗という不名誉な記録を残すこととなる。
先手番有利といわれるプロの対局、先手番をえた羽生名人が前局(渡辺竜王の快勝)と同様、相矢倉の急戦となっている。二日制の対局のため本日の夕刻から夜にかけて決着がつく。どちらが勝つにせよ好勝負になることはまちがいない。