無責任時代?

無責任な丸なげ

最近の風潮なのか自分が果たすべき役割を全うせず他人に責任を押し付ける。そんな事例にぶち当たり、骨折ることが多い。
たとえば、児童扶養手当の担当課から電話で「転送を依頼されたのでお願いします」といって回されたことがある。さすがに就学奨励金の相談と推測できたが正直、不親切な電話だと思った。もし、自分なら「外線から保護者が就学奨励金(もしくは学費の補助)の相談を希望していますのでお願いします。」くらいはいうだろう。
母子家庭(父子家庭)=母子医療(父子医療)=児童扶養手当生活保護or就学奨励金くらいはその事務にかかわっている者にとっては常識でなければならないと思う。(もちろん100%ではない。他に新たに扶養者がいれば適用しないから)常識と思ったからこそ何も引き継いでくれなかったのだろうか。

また、ある市民からある部署①への相談があった。あきらかに市民側の自分勝手な言い分であることは分かっていたがその部署①の処理の仕方がまずかった。その部署①は、その相談は他の部署②であると丸なげをした。しかもさらにその部署②は、最終的に、こちらに丸なげをしてきた。最初に適切に処理をしていれば簡単に却下できた相談だがたらい回ししたためにはっきりと断りにくくなってしまった。

自分がミスをしないようにという自己防衛行動が結果的に市民に迷惑をかけることになっている。誰も完璧な対応ができる者などいない。ミスした場合でも善意で犯してしまったことが相手に伝わればそうそう大惨事になることはないと思う。また、伝わらなかったときは誠心誠意お詫びをするのみである。ミスを恐れて逃げるより積極的に相手のために動いたほうが相手のためにも自分のためにもなることが多いと思う。