政策法務の書籍を購入した

政策法務入門2市民課の巻「夫婦別姓の婚姻届が出されたら」と入門3福祉課の巻「保育所民営化が住民の大反対にあったとき」を自費購入した。
さっそく、市民課の巻から読んでみた。行政の多くの業務は市民課業務(住民票や戸籍など)が多くかかわってくる。市民局に5年いたことがあったので結構、自信があったのだがやはり奥が深いと感じた。

お役所の仕事は、「前例踏襲主義」「マニュアル主義」がほとんどであった。(さらに加えると「デマ中傷嫌がらせ主義」や「ごますり主義」がはびこっているところもある)

夫婦別姓」、「同姓婚」など昔では考えられなかった問題が生じている。これは市民課だけの課題ではないはずだ。

マニュアル主義から抜け出そうとすると最初は、法令遵守からとなる。しかし、それだけでは法令と現実のはざまで現場職員が苦しむことになる。なぜなら国県が机上で考えた理屈どおりに現実が動かないからだ。

前に、「就学義務違反についての考察」や「校則についての考察」を取り上げたが、これらをテーマにしたのは、やはり理屈と現場とのギャップに遭遇し、どう切り抜ければよいかと悩み、調べ、考えたからだ。いつもベストの答えがあるとは限らない。また、市区町村によって解答は異なる場合もある。それは決しておかしいことではない。

昔は、国県のいうとおりにしているだけで事務ができていたのだが、地方分権により通達行政が崩れてきた(機関委任事務の廃止など)現在、自治体の対応も変わろうとしている。

夫婦別姓の婚姻届が出されたら (自治体職員のための政策法務入門 2 市民課の巻)

夫婦別姓の婚姻届が出されたら (自治体職員のための政策法務入門 2 市民課の巻)