学校事務職員研修に参加する①

 本来、若手の学校事務職員対象の研修にお願いをして参加させてもらった。そのときの一部を紹介したい。

「教育」公務員とは、常に高い倫理意識をもっていなければならない。それは、子どもは宝物。その宝物を教育する教員は、もっとすごい宝だと言えるからだ。その分、説明責任が伴うし、法令遵守も求められる。いま、モンスターペアレント(不当要求をしてこちらの言い分を聞かない親)という言葉が有名になっている。対応が大変だが、最後に訴訟になったとしてもその保護者に対して説明責任を果たしたかが問われる。理解するしないはともかく十分に説明をすることが肝要である。

次に法令順守。「教育」公務員は単に法律を守ればよいというものではない。さらに職場で定めた内部規範や世の倫理的にも(第三者から)認められるものでなければならない。それが、無形の財産・・・信頼等につながり学校運営がうまくいく。例をあげると、私立高校の大学合格者数の水増し。これは、不当表示にはあたらないとして法的に問題とならなかった。のべ合格者数自体は虚偽ではなかったから。だからといって、こういう行為はよいことなのか?よくない。「偽装」民間企業でも致命的だ。産地偽装、賞味期限期限偽装等々・・・。

法令順守ができてないと、組織への不満から内部告発が起こったりする。内部告発とは、悪いイメージがあるがこれは、いまの組織に対する警鐘と受け止めるべきだ。このことから信頼を失い、企業では廃業にもつながりかねない。

学校給食で教員が、選択給食のときトンカツなのにかば焼きを発注してしまった。その口止め料として1人に100円ずつ渡した。これも法律的にはセーフかもしれないが、第三者がみるとおかしい!といわれる・・・・。

いま我々が、説明責任を果たしているのか?法令順守をしているのか?これを決めるのは、自分たちではない。市民、議会、監査、保護者といった第三者である。我々は、ほめられたいし、認められたい。しかし、自己満足では信頼は得られない。


自分も「教育」委員会事務局職員である。他人事ではない。