映画ハゲタカをみた

誰かが言った「この世には、2つの苦しみしかないという。1つは金のない苦しみ、もう一つは金のある苦しみである。」と

自分に言わせるとこうなる
「この世には、2通りの人しかいない。一人は知っている人、もう一人は知らない人」(全然、上のセリフと関係ないか・・・)

よく窓口で言われた。「いつからこんなに高いの?」「誰もそんなこと教えてくれなかったじゃないか」「もっと早く言ってくれ!」
「ホームページや市政ニュースなんていつも見てない」「通知に書いてある?そんなの読むわけがない」等々。

それに対して、先輩はこういっていた。「お気の毒ですが・・・必ず○○していただかないと○○できないのです。」
そして、「残念ですが何事も知らないより知っていた方が得なことが多くあります。」と。
このときのこのセリフがいまも耳に残っている。

税金、補助金、政治、経済・・・あらゆることがそうだ。経済に関して言えば、知っている人のほうが儲かるし、教育に関して言えば知っている者がよい成績をとる。税金をよく知っているものは無駄な税金を払わずにすんでいる。
行政サービスのほとんどは申請主義だ。法的に言えば、行政手続法に準じて、事前説明義務があったりするし、それ以上に「説明責任」「インフォームド・コンセント(十分な説明と同意)」が
叫ばれている。とはいえすべての人を救済することは不可能であるし、逆にそれを望まない人からすれば余計なお世話である。

したがって、自分が知りたいことや知っておいたほうが良いかもしれないことは恥ずかしくとも、そんなことも知らんのかと叱られようと聞くほうがよいし、相手が知りたがっていれば自分の知っている許される範囲で教えることもある。

相手と顔なじみであろうがなかろうが、いまその人が忙しかろうがそうでなかろうが関係ない。
だめならば、きちんと「いまは、だめだ」といってくれる。

いまの風潮では知りたがりより、おくゆかしい人の方が好かれる傾向があるが、世の中、そんな遠慮のかたまりでは、積極的な人=あつかましい人に負けてしまう。

知らないと損、聞かなければ損。と思っている。たとえ40歳を過ぎたとしても知らないことは恥ずかしいとは思わない。
しかし、そのことを聞けなかったことが恥ずかしい。