たとえ0.2%であっても

ある大手銀行の住宅ローンのちらしをみた。「1.4%金利優遇します」そこで、うちのローン優遇を調べると1.2%、0.2%の差があった。さっそくその大手銀行に試算をしてもらうと約90万円得することがわかった。

たった90万円と考えるかわずか90万円と考えるかためらったが借り換えを決断した・・・。しかし、結果から言うと結局、いまお世話になっている地方銀行がさらに0.2%追加優遇してくれたので話は終わった。(手数料はかかった)

話は変わるが、起債とは、借金のことである。当然利息がつく。しかし、なくてはならない自治体の財源調達方法である。たとえば、100年間使用する学校を40億円で建設するとする。単年度で40億円を調達したとすると、100年使用する施設をたったその1年度の住民の税金だけで負担してしまうことになる。平等負担を考えると100年使用する施設は100年間かけてその期間の住民が負担すべきである。利息を無視すると0.4億円ずつ100年間、その住民たちで負担することが一番よい手段ということになる。もちろん100年もかけて償還させてはくれないだろうが・・・。

こういう借金は、住民理解も得られやすい。したがって利息を払うことにも抵抗はない。

しかし、手元資金の不足が生じた場合の一時借入金・(公営企業等への)貸付金、財源対策のためだけの退職手当金の起債(リストラ促進等は除く)に伴う利払いは個人的には望ましくないように思う。(実際にこういうことに利払いをしているかどうかは知らない)

ようは、起債がつくということだけで飛びついてはならないのではないかということを言いたかった。