東京に憧れる(最後)

一度、国会図書館にいってみたかった。地下鉄 永田町駅から徒歩すぐのところにある。国立劇場を横目に見ながら図書館に入った。入館のシステムがユニークで、最低限の筆記用具以外荷物やかばんは持ち込めない。端末機に氏名等を打ち込み1日分のパスカードのようなものを使って入る。

大阪の中之島図書館を想像していたが広いフロアに書籍を検索するためのPCがならんでいる。部屋が広すぎて図書が多いのかよくわからない。

ダメもとで案内の人に「ある法令が制定されたときの立法趣旨を調べるにはどうしたらよいか」と聞いてみた。結局、国会の議事録をPCで検索するよりないとの答え。
それなら、ここにこなくてもネットで国会図書館の検索システムを利用すれば十分ではないか。そういえば職場の研修で大学の教授が図書館の一番のメリットはリファレンスサービス?だといっていた。つまりは、○○についての論文等がほしいと依頼すると文献リストを抽出してくれるというものだ(と思う)

所詮、自分には縁のないところだったと理解し国会議事堂をみながら駅に向かった。
その後、最大の所要をすませ、表参道でH&M(FOREVER21とならぶ安くておしゃれなブランド)にいき、東京に行きたがっていた嫁のために洋服を買い、家路についた。

今度は、銀座の有名な喫茶でおいしいコーヒーを飲んだり、浅草や国技館をのんびり観光したり、アウトレット店やリサイクル店をみてまわりたいものだ。はたして、いつになることか・・・・。


前にも触れたが、東京に来ずともネットのおかげで何不自由なく商品は手に入る。しかし、人というのは目の前に国会議事堂や最高裁判所霞ヶ関のビル群をみるとわくわくする。また、集英社小学館が隣り合わせにあるのを初めてみたとき、すごく感動した。
やはり、日本のあらゆるものの中心が集積しているという厳然たる事実が心をひきつける。

余談だが(こっちが本題か?)文部科学省の職員を初めて間近にみた。メモらしきものをちらっとみると、メモの仕方が風変りであった。言葉でいうのは難しいがあえていうと図鑑にある生物の進化図(中心からあちこちに枝分かれしている線をひき各々の枝に説明書きをしている。)であった。国の行政を動かすキャリアがどんな仕事の段取りをし、メモをとり、文具を使ったり・・・・しているのかそれだけでもみてみたいと思った。あと自分が10歳若ければチャンスがあったかもと悔やまれてならない。