DSでおえかきソフト

ひらがなをDSで覚えさせるという策略は見事に失敗した。

今度は、中古ソフトを買ってお絵かきをさせることにした。きっかけは、自分がPCでグラフィックソフトを使用していたとき娘がやらせてくれとせがんできたことだ。

ためしにペイントで遊ばせたがマウスよりタッチペンの方が使いやすい。

最初は、操作に戸惑っていたが次第にいろんな機能を使い出した。スタンプ機能でいろんな色のハートを描いたり背景の色を変えたりして楽しんでいる。

もっといろんな色でお絵かきをしてほしいとは思うが今回は大きな期待を抱かないようにしている。

人間、期待をするからそのとおりにならないと落胆したり腹が立ったりする。最初から何も期待しなければ何とも思わない。世の常だ。

自分が小さいころは家庭で文字を教わっていない。そのため小学生のときカタカナのっ、ゅ、ょで苦戦した記憶がある。

新入生の保護者説明会にいったことがある。そこである校長先生は学校に行くんだから「○○できるようになろうね」と言い過ぎないようにといっていた。例えば、箸の持ち方、鉛筆の握り方、ひらがな、トイレ、着替えである。
言い過ぎると入学前から学校がいやになってしまうからだ。

しかし、「体育のときに着替えができないと困るよ。給食のために、ソースの袋を破る練習をしておいたほうがいいよ。字は、読み書きできなくても自分の名前、住所がわからないと入学式のときのクラス分けや下校するときに困るよ。だから、できなかったら仕方ないけどできた方がいいよ。」とも付け加えていた。

下校班は、名札に動物のシールを貼らせ、ペンギンのシールの子はここに集まれ、ウサギのシールの子はここに集まれといって集合させるといっていた。
いま、保育所ではハンカチや帽子入れに果物や乗り物のシールを貼っているがそれと同じだなと思った。

3,4歳で公文や学研、硬筆や毛筆で読み書きを覚える子もいれば、おそらく入学して初めて文字を学ぶ子もいるのだろう。

脱線ついでに書くが、ある日公園で娘と遊んでいると同い年の女の子と親しくなった。付き添っていた母親いわく「主人が出張で子どもを遊ばせてやれないんです」という。しかし、こまつきの自転車にも4歳で乗れなかったのには驚いた。うちの近所では3歳でこまなし自転車に乗る子もいるのだ。

ネグレクトなのかな?と思いつつ、次に出会ったらいろいろ話をしようと思っているが今日までその母子には出会っていない。

すべてのいろんな児童をフォローしなければならない公立学校は本当に大切だなとあらためて思う。