年末年始は・・・

最近読んだ本
イノセント・ゲリラの祝祭」(海堂 尊)
TVドラマ「チームバチスタの栄光」の最新刊。白鳥・田口の名コンビが今度は、厚生労働省や法医学者たちを相手に論破していくストーリー。医療ミステリーや医療行政等への批判を勤務医の立場から語る姿に共感し全シリーズを読んでいる。
「夢をかなえるゾウ」(水野 敬也)
昨年、ハリーポッターに次ぐ売り上げ。古本屋さんで安かったこと、ドラマがおもしろかったことから読んでみた。いわゆるひねりを利かせた自己啓発本
「相棒」(文庫本)
遅れ相棒ファンである。とにかくおもしろい。
ガリレオの苦悩」(東野 圭吾)
いま旬の作家。古本屋さんで安かったので買った。それなりにおもしろかった。

子供の相手をしながらできることといえば読書くらいなのでこの休日はたくさんの本や雑誌を読むことになるだろう。

事例報告(もし親権のない父が、親権者である母に無断で子供の転校手続きに来た場合)

 離婚後、親権を有している母Aのもとを離れ、父Bのもとで暮らすようになった中学生Cがいる。前夫Bは、元妻Aには扶養能力がない等、一方的にAを非難し学校や委員会に自分が親権者に代わってCを本市にて扶養するといい、本市中学校に転校を行いたいといってきた。そのときA、CともにD市に住民登録を有し学校も同市のE中学校に在籍していた。
ところがB、CがAに無断で本市に転入届を出し、E中学校へは転出を理由に転退学の手続きを行った。その後、本市の中学校に就学を希望してきた場合、どう対応すべきか。

■問題点
 E中学校は、転出を理由としてCを転退学させたが親権者であるAの了解なしに転退学させたことに問題はなかったのか。また、それを知りながらCを無条件で転校させることに問題はないのか。
  
□対 応
 親権者Aの了解をE中学校は取るべきではなかったか?本来、A、B、CをE中学校
に呼び寄せるなどしてきちんと将来のCの生活環境や学習環境について時間をかけて話し合わせるべきであると考えた。(このケースでは、AがCに対し育児放棄や暴力を行った事実はない)よって、E中学校の責任において転退学を取り消すべきであることを申し入れた。
実際は、この申し入れに対しE中学校長は、母Aは、仕事に追われCと十分に向き合う余裕がないとこぼすだけで結論を出せずにいる状態であったという。今回、学校の呼びかけにも応答がなく、放置すると不登校状態になる恐れがあるため仕方なく転退学を認めた。受け入れの可否は本市で行ってほしいとのことであった。
 そこで、本市が父Bに対して、親権者Aからの直接の依頼がなければ本市への転校は認めにくい。しかし、本市からE中学校に通学する(区域外就学)ことは可能であると説明。将来、本市での高校進学も考えるのであれば早急に親権者Aと話し合い、生活環境・学習環境の場をD市なのか本市なのかを決定するよう提案した。
 後日、3者で話し合いがもたれ、母BからCをAにゆだねたい旨の連絡を受け、本市中学校への転校を認めることとなった。
 
*今回は、父Bから親権を有しない旨の事前相談があったため上記の対応となったがどこにもそのことを言わなかった場合は通常の転校生として受け入れていたであろう。
そのため当初から親権の有無にかかわらず本市で受け入れるべきという意見もあった。ただ、そうすると受け入れ後、親権者からの申し出があれば再度、E中学校に戻される可能性がある。そうなるとCは父母の都合でD市と本市をいったりきたりしなければならないことになる。それは、Cに多大な負担となるだろう。
 

今年の目標

今年の目標

1.簿記論の勉強を一巡させる。受験は、来年の9月になりそうだ。のんびりすぎるが時
 間に余裕がないため仕方がない。
2.エクセルVBA・アクセスを業務に活かせるくらいにマスターする。
3.引き続き政策法務の事例・動向に注意する。
4.いまのブロクを新規に作成したHPの中に組み込む。
5.無線LANを家内に構築する。

複雑な思いがするサブカル

ハルヒ、工場萌え…「サブカルは兵庫の宝」 県が構想 

アニメ関連の小売店数としては兵庫県内で最大規模の「センタープラザ西館」。県外から訪れる人も少なくない=神戸市中央区三宮町2(撮影・青木信吾)

 兵庫県は、アニメやゲームなどのサブカルチャーを商業、観光資源として活用する構想をまとめた。熱狂的なマニアや「オタク」を「好きなことにはお金を惜しまない人たち」と評価し、県内に呼び込む。アニメ「涼宮(すずみや)ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」の舞台のモデルとされる西宮市北部や、宝塚市手塚治虫記念館、サブカルチャー関連の店舗が集まる神戸・三宮のセンタープラザ西館などが有力な資源という。(高見雄樹)


 民間調査機関の調査では、国内でアニメやゲームなどに熱狂するオタク人口は百七十二万人、関連商品やサービスの売上高は四千百十億円に上るという。構想は、県の若手職員九人がまとめ、県内のサブカルチャー資源を、商業▽街づくり▽観光-の三分野に分けた。

 商業分野に挙がるセンタープラザ西館は二、三階の区画の四割をサブカルチャー店が占め、県外から訪れる客も多い。

 街づくりでは、(1)「涼宮-」に登場する場所を「聖地巡礼」として観光コース化(2)尼崎市の工場地帯を「工場萌(も)え」としてPR(3)神戸市長田区の「鉄人28号プロジェクト」をアニメオタクに売り込む-などを挙げる。これらを連携してPRすれば、宝塚市手塚治虫記念館とともに観光資源になると指摘する。

 成功事例もある。東京都中野区の商業ビル「中野ブロードウェイ」がサブカルチャー店の集積をPRしたところ、来客数が一日約八千人増加。水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」を街づくりの核にした鳥取県境港市は約五十八億円の経済効果があるという。

 構想は、サブカルチャーに興味を持たない地元住民や商業者と、サブカルチャーの関連業者をつなぐ専門家の必要性も提言する。機運を盛り上げるため、県がインターネットで情報発信することも検討している。

 県新産業立地課は「イメージにとらわれず、地域資源として再評価されるきっかけにしたい」としている。

(12/30 08:51)

*西宮は、文教都市としてのブランド力があり、多くの大学があることや芸術文化センターの盛況ぶり等がそれを物語っている。それなのに、サブカルのまちとしての一面を有していることにうれしいような、そうでないような複雑な思いがする。

総合計画の波紋

兵庫県西宮市は2008年5月に発表した次期総合計画案において、全学校への太陽光発電パネルの設置と公共施設の壁面緑化を推進することを明らかにした。総合計画は西宮市の長期的なまちづくりの基本的方向と、事業、施策を総合、体系的に示すもの。

2008年度に期間満了となる第3次西宮市総合計画に続く次期総合計画案では、今後のまちづくりで先導的な役割を持つ5つのリーディングプロジェクトを挙げており、この施策はその1つ。2003年12月に「環境学習都市」を宣言した西宮市の環境問題への取組みを特徴づけ、効果的に推進するもので、児童、生徒、市民が身近な場所で環境の大切さを認識し、自主的に環境学習や環境保全活動を行うことをめざしている。

他の4つのリーディングプロジェクトは、多世代がふれあい交流するプログラムの策定、市民ふれあいの森の整備、スポーツ施設の整備、ウオーターフロントの整備。西宮市は2008年5月29日から6月30日までの間に次期総合計画案へのパブリックコメントを募集し、西宮市総合計画審議会での審議(同年7月から10月まで)の資料とする。

*あくまでも計画案のためコメントはしないが正直、総合計画にはさほど関心はなかった。今度、市長公約と総合計画案との対比をしてみよう。

不景気の影がみえる

不況風 高校生襲う 親失業学費払えず 私立校 退学、バイト増加 滞納120人、総額1000万円超も
2008年12月28日 00:16 カテゴリー:社会
 親の失業や収入減で学費が払えなくなり、高校を退学・休学しなければならなくなる生徒が目立っている。学費のみならず生活自体に困り、やむなくアルバイトをする生徒も増えているという。本来ならば受験勉強に遊びにと、それぞれの夢をはぐくむ冬休みなのに、経済不況の寒風は10代の若者たちにも容赦ない。
 佐賀県のある私立高校では、学費が払えないことを理由にした退学が2学期の終わりまでに7人に達した。事務長は「年度末に進級をあきらめて退学する生徒はいたが、2学期に出るなんてこれまでなかった」と言う。
 この高校の本年度の滞納者は、全校生徒の15%にあたる120人ほど。数カ月にわたって滞納する家庭が増え、全体の滞納額は初めて1000万円を超えた。
 終業式が近づいた今月中旬。納入が3カ月滞っている2年生とその母親が相談に訪れた。県が誘致した企業で派遣社員として働いていた父親が、来年3月までの雇用契約を10月末で打ち切られたという。失業保険の手続きをしているが、支払われるのは3学期。母親は病気で働けない。
 事務長は、家計が急変した場合には学校と県による授業料免除制度があることを説明したが、免除を受けてもなお月1万円近い諸費用は必要だ。
 九州北部の別の私立高校でも11月以降、2人が休学した。1人は成績がクラスで一番だった。燃料費高騰に追い打ちをかけた経済不況が家業の運送会社に波及、学費滞納は20万円を超えた。休学中は学費を納めなくてよいため、進級できる出席日数をにらみつつ学費を工面し、復学の日を待ち望む。
 滞納者に対して、多くの学校は柔軟に対応している。この高校でも、本来は中間・期末テストは受けられないが、進級の道を残すために別室での受験を認めている。学費を納めた段階で単位を認める救済策だ。だがある教員は「家計の悪化が本格的に学費に及んでくるのは年明けだろう」と不安を募らせる。
 福岡県のある私立高校では、親の失業などでアルバイトをする生徒が増えている。生徒指導の担当教員は「バイトをさせてほしい、という申請が2学期に増えた。コンビニエンスストアファミリーレストランで働いて家計を支え、複数をかけ持ちする子もいる」と話す。授業料が要らない特待生でも、年明けに迫る修学旅行の費用が払えていない2年生もいる。
 経済の悪化は、卒業後の将来をも不透明にしている。10月以降、求人は途絶え、この教員が受け持つ実業系クラスでは29人のうち7人の進路が決まらない。
=2008/12/28付 西日本新聞朝刊=

*債権回収は、公平負担の面から避けては通れない。しかし、当たり前だが個々に状況をみながら対応しないと弱者いじめになってしまう。いまは、非正規社員の雇用問題がクローズアップされているが来年度からは正規社員のリストラや収入減が問題となるだろう。都道府県は、来年度予算で大変な収入減(おもに法人税)を見込んでいる。財政の良好な自治体は個人の収入減が影響する再来年度予算に影響がくるのかなと思っている。